「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

今回は、衆議院選挙が近いので、相場について書きたいと思います。
今の私は、経済の動きを見るために相場をウォッチしている程度で
殆ど参戦していませんが、小学生の時、父に株の法則？を教わり、
３０代後半の約２年は、デイトレーダーでした。
当時はまだ、インターネットで株売買ができなかったので
まるで出勤するように、毎日、証券会社に行き
前場（９時〜１１時半）、後場（１２時半〜１５時）の間、
カウンターに専用の？端末を置いてもらい、ずっと張り付いていました。
ゴルフをしている時も、海外のビーチでも、
当時まだ珍しかった携帯電話を離さず、取引をしていたのは
今、考えると、かなり異常だったと思いますが、当時は、それで生活をしていました。

先日の「舩井フォーラム2017」で、副島隆彦先生が、
「金が上がる」というお話をされました。
安全資産、有事の金、と言われる通り、北朝鮮情勢や
円安など要因はいろいろありますが、
この１ヵ月で、金相場は大きく上昇してきました。
（８月２１日　税込４，９２０円が、９月１５日には５，１３１円。）

昨年の初めから右肩上がりのアメリカの株価（ＮＹダウ）は
いつ弾けるのかと言われながら
当サイト（舩井幸雄.com）の「いま知らせたいこと」９月２５日版に
舩井勝仁さんが書かれているように、アメリカの年内再利上げを材料に
たった今も史上最高値レベルを保ち続けています。

金もダウも、円で見ると、ドル円のレートに影響されます。
長年、ドル円の相場をウォッチしていますが、現在の１１３円は節目なので
衆議院選挙を控え、ここから、どちらに触れるか、注目です。
円高に振れれば１０６円、円安なら１２０円へ向かうでしょう。

日本の株価は、慣例通り１０月の衆議院選挙に向かって上がり、
選挙後には下がると思います。
もし、塩漬けになっている株をお持ちなら、選挙前に売れるならば
一旦、手離すことを検討した方が良さそうです。

高利回りの日本郵政の株。（ゼロ金利の時代に、３．７７％と高配当）
この度、財務省は、全額を東日本大震災の復興財源に充てるため
保有する９億９，００９万９，１００株、金額にして１．４兆円以上（予定）を
追加売り出ししました。
売り出し額は、９月２５日の終値から２％引いた額である１，３２２円に決まりました。
この金額は、２０１５年１１月に日本郵政を上場させた時の１，４００円より下で
いろいろな意味で絶妙な価格なのですが、今日９月２９日の寄り付きは、１，３０９円。
追加売り出しに申し込まなくても、安く買えた状況です。
選挙に向けて、どう動くか、少しウォッチしてみてください。

こういうポイントで、時々、金価格、株価をウォッチすると
何故そのように動くのかと、世界経済にも興味が持て、視野が広がります。
実際、実経済がどうあれ、株価や為替で、景気が変わり、
私達のお財布にも少なからず影響がありますから。
経営者なら尚更、必要な知識です。

但し、舩井幸雄会長がおっしゃっていた通り、本当のプロ以外は
「仕組み債」はもちろん、投資には手を出さず、ウォッチに留めた方がいいと思います。
バブル崩壊で倒れなかったのは、不動産を含め投資に手を出さなかった経営者です。