「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

不景気なのに株高。　日本だけでなく世界の流れです。
実体経済は企業も個人も大変な状況ですが
株価は昨年3月に下落した後、金融緩和で（金利が下がり）
お金がじゃぶじゃぶな状態になり、
そのお金が株や不動産に回って、金融危機が起こらない代わりに
バブルな状態となってきました。

「もうはまだなり、まだはもうなり」　という格言の通り
株の売買のタイミングは難しいですが
新薬ができてコロナ禍の終息が見え、
金融の引き締めがあるまでは、まだ上がる局面のようです。
何年も塩漬けにしていた株があるなら、今は
たとえ利益が出ていなくても、一旦、処分する時かと思います。
（そして他の投資に切り替えをする）

個人的には、変わらずOLC（オリエンタルランド）と金相場をウォッチングしています。
短期的な利益より持っていて安心という点から。
ドルも100円を切れば、長期保有になるかもしれませんが
一旦、買いたいところ。ユーロもですね。
海外に出られるようになったら使うこともできますし。
バイデン政権が金融や外交に、どのような政策を取るか注目です。

不動産については、リモートワークが可能になった事によって
都心の大型オフィスは空きが出ています。
ですが、家賃や不動産価格の下落は今のところ見られません。
渋谷区は、商店やオフィスの空き物件も多く出ましたが
一方で、この機に出店する強い企業もあります。
たとえば、1月13日に開店した恵比寿神社横の
フルーツサンド店「fruits and season」
ヴィーガン対応で、牛乳や卵などの動物由来の材料を使わず
豆乳をベースにしたクリームとパンで、
カロリーも通常のフルーツサンドの約1／3。
もともと大人気の『ダイワ中目黒』というフルーツサンド専門店を
運営している愛知県岡崎市の『ダイワスーパー』が厳選した
果物を使用というのもウリです。
平均価格は1切れ650円と高価にもかかわらず
11時開店で1時には売切れていました。

もう1つ、12月に出店したのが、「AM STRAM GRAM」

AM STRAM GRAMの店内

フルーツタルトの人気店、キルフェボンの経営関係者が出店したそうで、タルト生地を毎日、店内で焼くのが特長。
冷凍では無いのでやはり美味しい。価格も手頃。
立地がいいとは言えないのに、インスタやTikTokで知った人が
毎日押し掛けています。
どちらのお店も、コロナ禍にあっても、
テイクアウト専門なのでビクともしないでしょう。
結局は目の付け所。
どんな時でもアイディア次第で、ヒット商品は生まれます。
考えなくては！