「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

今年も残りわずか。
新しい年を迎えるにあたり、２０１３年の自分の棚卸をしてみませんか？
増えたもの、減ったもの、得たもの、失ったもの。
達成できた夢や目標、できなかったこと。
目の前の事に追われてしまう日常から、少し離れて、
時には振り返ったり、目標を確認することも大切ではないかと思います。

何故そうお薦めするかといいますと、私には、ある節目があったからです。
それは、２０代後半のこと。
勤務していた会社が外部講師（女性）を招いて女性社員のために行った
「夢の発掘」　という研修なのです。
若い女性だけでなく、どなたにもお薦めの内容なので、ご紹介したいと思います。

２枚の白紙が配られ、
1枚の紙には、現時点で自分が持っているもの（有形無形）の棚卸をし、
もう1枚の紙には、縦に線を引き、３０歳、３５歳、４０歳、と目盛を付けて、
その時どうなっているか、未来を想像して書き入れてください、と言われました。
たとえば、

こんな感じです。
仕事・家庭・趣味、大きな買い物などを書き入れていきます。

こうした研修は、いろいろあると思うのですが、
２５年以上前の私には初めてのことで
忙しい日々が続く中、過去を振り返ることも、
将来について具体的に考えることもなかったので、
１つの「きっかけ」になりました。

３５歳で、どうなっていたいんだろう？
４０歳で、どうなっていたいんだろう？
４５歳では？　５０歳では？

「夢の発掘」研修から２０数年たった今、
当時の私には先のこと過ぎて考えられなかった、５０代になりました。
３０代、４０代を振り返ると、概ねこの時に書いた事が現実になっています。
３２歳で（ローンを組んで）マンションを購入し、
３５歳で結婚して会社を辞め、３６歳で起業しました。
３０代は、自分なりに思い切ったことをしたなぁと思いますが、
結果として「夢の発掘」研修で書いた事が、
道案内というか道しるべのような役割を果たしてくれたようです。

４０代の欄までは何を書いたか覚えているのですが、
５０代、６０代は何と書いたか、全く覚えていなくて……残念。
５０代をどう生きて行こうかしら？

かくして、来年に向け、棚卸をし、
年内中に、家も会社も心身も、断捨離をして、
新たな夢を発掘してみようと思っています。

では皆様、良い年をお迎えくださいませ。