「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

４０代以上の、中学高校の同級生の集まりは、さまざまな人生の集まりでもあります。
社会人になってから同じ会社にずっと勤めている人、転職した人、起業した人、
親の会社を継いだ人、定年を迎えた人、子育て中、子育て終了孫育て中、
介護中、闘病中、趣味を楽しんでいる人……

まさに人生いろいろ。
皆それぞれに、
勉強し、仕事をし、家庭生活をし、人付き合いや恋愛をし、
成功も失敗もして、経験を積んだ、今があり
幸せを実感している人も、逆の人もいます。

幸せかどうかは、自分自身が決めること。
成功してお金持ちになっても、たくさんの人に囲まれていても
幸せと思えない人もいますが、それはもったいないですね。

せっかく１度の人生ですから、自分を幸せ♪にしてあげたい。
死ぬまで続く人生、最後まで楽しい気持ちで生きたいです。

「幸せ体質」のポイントは、幸せについての考え方や、気付き。
心の柔軟さも必要ですね。

人生のいろいろを経て、
視野が広がり、包容力が大きくなった人もいれば
思い込みが強くなって頑固になってしまった人もいます。
前者は精神的に「幸せ体質」、後者は逆かな、と思います。

８月は、広島、長崎の原爆の日、終戦記念日、お盆（東京は７月ですが）
など、ご先祖様のこと、戦争のことを考える機会の多い時期です。
今時だからこそ、大変なこともありますが、
昔と比べれば、日本の社会全体として、電気や水道や食べ物があって
自分次第で何でもトライできる現代に生きていることは、
十分に幸せだと、私は思っています。

まだ骨折した足が完治していなくて、うまく歩けず
周りの方々に迷惑を掛けていますし、経営のこと、母の介護のことと
心配事も山のようにありますけれど、それも含めて。

幸せ体質になるのは、簡単。
深く考えず、「幸せ」だと思うだけ。
そうすると、日常の中に、不思議と
小さな幸せがたくさんあることに気付けます。

経験は大切ですね。
入院していた時を思えば、こうして仕事ができるだけで、とても幸せ。
車椅子生活を５０代で経験できたこと、
介護についても、今の社会の制度を知ることができたこと
将来の幸せな生活を考えるのに、大いに役立ちそうです。