「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

大都会Ｎ．Ｙ．。
新しい店やサービスが次々に生まれています。
今、最も旬なエリアが、ブルックリン区（Brooklyn）。
ニューヨーク市の５つの区のうちの１つで、マンハッタンからはイースト川の橋を渡りますが、地下鉄、バス、タクシー、フェリーなどで、すぐです。地下鉄なら２０分くらい。
１０年くらい前から治安が良くなったことで、アーティストが多く住み、この２〜３年の間に、おしゃれな店やオリジナリティに富んだ店が続々オープンし、アート、ファッション、食で世界をリードしています。

特に注目エリアは、古き良きアメリカと、ヨーロッパの雰囲気を併せ持つ、Williumsburg、Greenpoint、Meet Packing この地域の最大の魅力は、丁寧な職人仕事をベースにしたオリジナルな商品が多いこと。
個性が光るアーチストが、独特のセンスで、他にはない商品を発信しています。
食べ物では、オーガニックなど質にこだわる店が多いのも特徴です。

チーズ屋さん

美容室

マンハッタンから地下鉄で１駅と抜群の立地のWilliumsburgは、元々、工場・倉庫街であったため高層ビルはなく、レンガ造りで天井が高い建物をセンス良く改造して、ショップやギャラリー、ホテル、レストラン、カフェになっています。

職人が常駐

日本では、シアトル系と言われる「Starbucks」のようなコーヒーショップが全国にできて定着したと思ったら、日本の喫茶店文化を取り入れたというハンドドリップで淹れる「第３の波」が到来して、オークランド発の「Blue Bottle Coffee」が話題になっていますね。
「Blue Bottle Coffee」は、２０１０年３月に東海岸初出店の地として選んだのがWilliumsburg です。
もちろん今も繁盛していますが、今、Williumsburgで話題のコーヒーショップは「Toby’s Estate」。
広い店内には、厳選されたコーヒー豆が詰まった麻袋が山積み。自家焙煎しているので、いい香りでした。

ショコラティエも、ここWilliumsburgでは、工場を兼ねています。
「MAST BROTHERS CHOCOLATE」
ここは名前の通り、マスト兄弟が始めた店。

カカオ豆とサトウキビで抽出した砂糖だけ（油や保存料など無添加）で、豆を焙煎するところから手間隙かけて作っていることと、ラッピングの可愛さから、こだわりのチョコレートとして、世界中で人気となり、日本にも板チョコが輸入されています（板チョコですけれど１４０４円もします）。
このお店なら、いろいろ試食できて、お得。とはいえここでも、板チョコは、$8　生チョコは$3。

店内は、カカオ豆が詰まった麻袋が山積み。チョコレート好きな方は、この香りだけで、とろけてしまうでしょう。

さて、これは何でしょう？

この店でしか飲めない、チョコレートのビールです。
ノンアルコールですが、ドライで美味しい！ほんのりチョコレートの香りがまた美味しい。

長年、ZAGAT SURVEYで全米１位のステーキハウス、「Peter Luger」も、Williumsburgにあります。

画期的なのは、「Brooklyn Art Library」。 図書館を名乗るこの店は、The Sketchbook
Projectの一環で、手書きのスケッチブックが２万冊以上もあり、会員になれば、閲覧させてもらえます。
店のパソコンで、キーワードを入力すると、それに合うスケッチブックを検索できるしくみ。
またスケッチブックを買って、中にアートを描き、このライブラリーに保管することもできます。
店内と同時に、ネットで世界中の会員が、スケッチブックの中身を参照できるので、アーティストもたくさん誕生しているとか。新しい形のアーティスト応援プロジェクトですね。